素麺(そーめん)

「素麺(そうめん)」とは?

「素麺(そうめん)」は、小麦粉を原料とした、日本で人気の麺料理です。つゆにつけて食べます。

小麦粉と水と食塩を混ぜて、直径1.3mm以下の細い麺を作ります。細く伸ばすために油を使うのが一般的です。

細い麺なので食べやすく、夏の暑い時期に冷やして食べるのが好まれます。また、地域によっては、祝い事や忌み事などの席で食べられるものでもありました。

日本では、小麦粉で作った白い麺料理の代表的なものは、「素麺」と「うどん」ですが、うどんが太くて歯ごたえのある麺なのに比べて、素麺は細くて涼しげな麺といった印象です。

「素麺」の食べ方

茹で上げてから水でぬめりを流し、冷たい「めんつゆ」につけて食べるのが一般的です。

夏の熱い時期は、素麺を氷で冷やしたり、めんつゆの中に氷を入れたりします。

薬味としては、生姜、みょうが、ネギ、胡麻などを使うことが多いです。

それほど一般的とは言えませんが、温かい蕎麦やうどんと同じように、温かい素麺が食べられることもあります。

「素麺」の魅力

日本では、素麺は「夏の風物詩」というイメージが強く、多くの人が夏に素麺を食べます。

冷やして食べるのが美味しい麺料理で、食欲がわかない暑い夏でも食べやすいです。

見た目も白く鮮やかで、苺や抹茶などの添加物を加えて練って、ほのかに色をつけた素麺も風流です。

「流しそうめん」

「流し素麺(そうめん流し)」は、半分に切った竹の筒に素麺を流し、それを箸で捕まえて食べるエンターテイメントです。

以下は、「流しそうめん」の参考動画です。

清涼感のある、華やかな夏の催しとして、人気があります。夏のキャンプやお祭りなどのイベントで開催されることが多いです。

素麺の歴史

日本の素麺は、奈良時代に唐(中国)から伝わった「索餅(さくべい)」に由来すると言われています。「索餅」は、小麦粉と米粉を水で練り、塩を加えて縄状にして乾燥させた食品でした。

鎌倉時代から、現在の素麺に近い麺料理が作られるようになり、室町時代には「素麺」の呼び名が定着し始めました。その時代の素麺は、寺院や宮廷で提供される料理で、庶民に食べられていたものではありませんでした。

江戸時代から、素麺作りが一般に広まり、小麦、軟水、海水塩が豊富な地方で、素麺が盛んに作られるようになっていきました。

もともと奈良、京都といった宮廷でよく出されていた料理であり、現在も素麺の生産は西日本が盛んです。(昔の日本の首都は西日本だった。)